仙台あべ整体が頭痛と姿勢について考察します
姿勢で頭痛改善
健康な体、痛みのない体を維持するためには良い姿勢が大切であることは否定できません。頭痛の種類にもよりますが緊張型頭痛は姿勢の影響が大きいと思います。またストレートネックが原因で起こる頭痛も、姿勢が悪いからストレートネックになっているので、姿勢を良くすることは多くの頭痛持ちの方の基本的なセルフケアと言って間違いないでしょう。
良い姿勢を維持すことは可能か
背すじを伸ばして良い姿勢でいることが大切なことは誰でも分かっています。でもそれを維持することは本当に困難です。みなさんも姿勢を良くしようとチャレンジしたことがあると思います。背すじを正して椅子に座り机に向かう。でもその数分後には意識が薄れ気付くと悪い姿勢になっている。
または、数日頑張っていると普段使わない筋肉を姿勢維持のために使うものだから筋肉痛になったり、余計に首肩・背中がこわばって頭痛になったりと、頭痛予防なのか頭痛を引き起こしたいのか分からない状況になってしまいます。
良い姿勢とは
良い姿勢とはいろいろな条件によっても変わってくると思いますが、とりあえず立っている時に横から見て、耳の穴・肩関節・股関節・膝関節・足首(くるぶし)が一直線上にある状態です。顎を引き、胸を張り、背すじを伸ばし、足を揃えて壁に背面を当てるようにして立ってみてください。後頭部・肩甲骨・骨盤・かかとが壁にしっかりと当たって状態です。やってみると意外とキツイことが分かると思います。
座っている時は股関節から上のラインを意識します。股関節・肩関節・耳の穴が一直線上にあることです。この状態で一日いることは不可能だと思います。立位にしても座位にしても良い姿勢でいることはとても難しいことがご理解いただけたと思います。
姿勢対策
頭痛のための姿勢改善として大切なことは100点を目指さないということです。上記のように本当に良い姿勢は疲れます。余計肩が凝って頭痛になります。ですから、ずっと良い姿勢でいるのではなく、ずっと悪い姿勢でいないようにすると考えれば良いのです。意識しなければずっと悪い姿勢なのに1時間ごとに5分、あるいは30分ごとに3分は良い姿勢でいる時間をつくるのです。
でも残念ながら長年の頭痛で頭蓋骨が凝り固まっているような方は、姿勢を改善しただけで頭痛から解放されることはまず無理でしょう。なぜなら姿勢を良くしても頭蓋骨の歪みは取れていないからです。頭蓋骨の歪みが頭痛の原因である時、姿勢を正しただけでは頭痛はなくなりません。
頭蓋骨のバランスを整え脳内の環境を改善してから、その状態を維持・長持ちさせるため姿勢改善なのです。頭痛が改善を示し、その後のセルフケア・自己努力としての姿勢改善です。頭痛の予防に姿勢は有効ですが、今起こっている頭痛に姿勢だけでは太刀打ちできません。
整体で姿勢矯正は可能か
よく整体院には姿勢矯正コースや猫背矯正コースがありますが、これを受ければ魔法のように背筋が真っすぐになり、受けただけで勝手に猫背も伸びるものと思われている方もいらっしゃいます。めちゃくちゃ猫背の方が背骨をボキボキっとやれば背中がピンとなる。残念ですがそんなことはありません。
矯正を受けることによって凝り固まった背骨に可動性がついて無理をしなくても背筋が伸ばせる状態になることであり、自身が意識しなくても勝手に良い姿勢が固定化しているものではありません。やはり背筋を伸ばす意識と努力は必要なのです。そういった意味で整体だけで姿勢矯正は困難です。
頭痛改善に絞った姿勢のポイントは頭位です。頭の位置が肩のラインより前に出ないことです。横から見た時に肩より頭が突き出た状態では頭を支えるために筋肉が余計に力まなくてはならない状況に陥ります。これにより筋肉が凝り固まり頭痛が発生します。また、このような状態が長く続くと頚椎もストレートネックを形成し骨格的にも頭痛を誘発するようになります。
ですからまずは頭が前に出ないように頭を肩のラインまで引くということです。そしてその時に骨盤を立てる動作も同時に行うことです。丸くなった背中の時に骨盤は後傾と言って腰側に丸くなるように傾きます。その状態から臍を前に突き出すように骨盤から動かすことが骨盤を立てるということです。
意識することは2点。頭を引く・骨盤を立てることです。それ以上無理に胸を張ったり背筋を力む必要はありません。この姿勢を一日のうち少しでも長く維持できれば姿勢からくる負担を軽減することができ、頭痛のセルフケアに繋がるでしょう。猫背を完全に治さなければいけない、四六時中ピンと背筋を伸ばさなければならないとは思わないことです。
姿勢が全ての頭痛の引き金になっているものではありませんが、実践してマイナスになることはないですし、背筋を伸ばすことは自律神経にも良いので頭痛持ちの方はぜひ頭の位置を意識してみてください。そして決して100点満点を目指さないでゆるく長く意識してみてください。




