仙台あべ整体

頭痛とマスクについて

マスクが頭痛を引き起こす可能性について

コロナとマスク

 コロナ禍によりマスクの着用が当たり前になり、以前よりはマスクをする機会が増えていることと思われます。当院の患者さんにおかれましても、コロナ前はマスクを着用して施術を受ける方はいませんでした。でも現在は半数近い方がマスクのまま施術を受けられます。もちろん私も院内では終始マスク着用です。

 外出中は終始マスクをされる方、人ごみの中にいる時だけマスクをされる方、職場や訪問先など場所によりマスクをされる方、感染予防から始まって生活の中にマスクが浸透しているのが分かります。数年前にこれだけマスクをする生活が訪れることは予測できなかったと思います。

 そしてコロナの感染から身を守るためのマスクが頭痛にはプラスに働かない可能性があるのです。マスクにより頭痛を引き起こすリスクについて説明していきます。

マスクによる弊害① ゴムの締め付け

 私もマスクをつけ始めた頃は耳が痛くなってゴムを伸ばしたり、一旦耳から外したりしていました。このような状況下で考えられる頭痛を引き起こす要因としては、迷走神経への刺激です。ちょうどゴムの圧迫にて痛みを感じるあたりを走行する脳神経です。この神経が刺激されることで自律神経の乱れを起こす危険があります。

 次にマスク着用により顔全体に締め付けられるテンションがかかるということです。もちろん何キロという力ではありませんが、僅か数グラムのテンションでも頭蓋骨に影響を与えるには十分なのです。それは頭蓋骨の収縮と拡張の動きです。実は頭蓋骨は0.1ミリから0.3ミリ程拡がったり縮んだりしています。これにより脳内の循環を保つのですがその動きが制限されてしまうのです。

マスクによる弊害② 呼吸の不快感

 マスクでの会話、マスクでの歩行時など息苦しさを感じることもあると思います。この息苦しさ・呼吸の浅さが自律神経的にはかなりストレスになってしまいます。これまで日常の何気ないノンストレスの行動が自律神経の乱れを引き起こします。呼吸は生命維持活動の基本です。その活動に制限がかかることは脳にとっては本能的に大きなストレスになるのです。

マスクによる弊害③ 食いしばりの発生

 ゴムの締め付けで耳が痛む=迷走神経への刺激。顔全体の締め付け=頭蓋骨の動きの制限による循環不足。呼吸の不快感(息苦しさ)=自律神経の乱れ。このような状態が長期間続くと食いしばりを引き起こす可能性が高まります。食いしばりが起こると側頭筋や咬筋の緊張・硬直により直接的な頭痛の原因となります。

マスクによる頭痛リスクまとめ

 コロナ禍によるマスクの浸透で以前より頭痛や自律神経的症状の方が増えてきているのが実感としてあります。コロナというウイルスに対する恐怖と、生活様式の急激な変貌は精神的に大きなストレスになったことは間違いないでしょう。ただそれだけではなく、身体的・構造的にもマスクの着用で負担になっていたのです。

 しかしながら、マスクを外すということが正解ではないと思います。ただマスク着用による圧迫・締め付けが頭痛を引き起こしていたり、頭痛を悪化させていたりするのも事実です。これからはマスクの適宜着用と適切な頭蓋骨のケアが重要になると思います。

頭痛コラム一覧