仙台あべ整体

頭蓋骨矯正と内臓

頭蓋骨と内臓の関係

頭蓋骨と内臓の解剖的つながり

 脳や脊髄を満たした脳脊髄液は神経の走行に沿って内臓にも流れていきます。内臓に流れ着いた脳脊髄液は最後は細胞を浸透するように通過し静脈やリンパ管に流れ込みます。頭蓋骨矯正の目的は脳脊髄液の循環をよくすることです。そのための頭蓋骨へのアプローチなのですが、頭蓋骨での循環が良くなっても内臓で滞っていることが多くあります。

 脳から出発して順調に内臓に辿り着いても内臓の循環が悪く静脈やリンパ管に入り込めず細胞間で滞っていることがあるのです。そんな状況下でも脳からは新しい脳脊髄液がどんどん流れてくるのでさらに詰まって浮腫むような状態になります。

 そのような状態が長く続いたり、他の臓器でも同じようなことが起こり始めると上流の脳の循環・排水にも支障が出始めます。ですから長年のこじらせた頭痛の方には頭蓋骨だけでなく内臓にも問題のある方が一定数いらっしゃいます。

頭蓋骨と内臓の反射的つながり

 頭蓋骨と内臓の関係については脳脊髄液の循環・滞りということだけでなく、反射という概念でも関連性があります。反射というと足裏の反射、リフレクソロジーが有名だと思います。足裏のどこを押すと胃に良いとか、ここが痛いと肝臓が良くないとか聞いたことがあると思います。反射区という概念です。

 同様に頭蓋骨に対する内臓の反射もあります。心臓は蝶形骨・肺は上顎骨・肝臓は前頭骨・胃は後頭骨・膵臓は上顎骨・腎臓は側頭骨・副腎は頭頂骨・腸は後頭骨という具合にそれぞれ内臓と対応する頭蓋骨があります。ですから、側頭部の頭痛には腎臓、こめかみが痛いときは蝶形骨、後頭部の痛みは胃や腸、頭頂骨の頭痛には副腎などへの刺激が有効になります。

全体的・統合的に頭痛改善を図ります

 このように内臓は頭蓋骨の調整に密接に関わってくる重要なポイントです。脳脊髄液の循環という解剖生理学的観点からも、反射区という東洋医学的観点からも関りがあります。洋の東西に関係なく頭痛の改善に有効ならばアプローチしてみるべきと考えます。頭蓋骨矯正を謳う整体院なのに内臓を調整するのはこのためなのです。

 また、内臓だけでなく骨盤を調整することもあります。これは解剖学的に脳を覆う硬膜は背骨の中を下行して骨盤の真ん中に位置する仙骨に付着しているからです。脳の外側の膜が骨盤まで繋がっているのです。 さらに反射的概念から考察すると兄弟椎という法則がります。後頭骨と仙骨、頚椎1番と腰椎5番、頚椎2番と腰椎4番という具合に背骨の一番上と一番下、上から二番目と下から二番目、頭蓋骨の一番下と骨盤の仙骨という関連です。

 基本的には頭蓋骨への施術になりますが、体にはさまざまな繋がりありその影響を大きく受けていることがあります。そしてその割合が高いのが内臓です。特に自律神経の乱れが長年強く出ている方は内臓も足を引っ張っている可能性が高いです。

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